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4限目 先読みキング「藤井英敏」相場先取り!ド本命5銘柄最終回 世界経済が減速しようが、スマホの普及は加速

市場が期待していた「QE3」は実施されず、「QE2.5」として米国のゼロ金利政策が続くことになった。今後もドル安傾向なのはマイナス材料だが、スマホの普及が日本株を引っ張りそうだ。

FRB(米国連邦準備度理事会)は8月9日に開いたFOMC(連邦公開市場委員会)後の声明で、異例の超低金利政策を「少なくとも13年半ばまで継続する可能性が高い」と表明した。26日のジャクソンホールでの公演では「より力強い経済回復を促進するための必要な手段をとる準備がある」と述べるにとどまり、市場が期待する「QE3(量的緩和第3弾)」は示唆されなかった。

QE3実行には、①米国を含む世界経済の急減速懸念のさらなる高まり、②欧州財務・金融システム不安の一段の深刻化、などが必要だろうね。ただし、米国のゼロ金利政策があと2年続くなら、ドル安も長期化するだろう。これは日本株、とりわけ、電機・ハイテク株が多い日経平均株価にとってネガティブ要因だね。

ところで、米国ではグーグルが8月15日、米国モトローラ・モビリティを125億ドルで買収すると発表したよね。グーグルは基本ソフト(OS)「Android」でシェアを急拡大しているけど、歴史の浅いグーグルはライバル社に比べ、保有する特許が少ないんだ。だから、世界で約1万7000件の特許を持つ老舗端末メーカーを買収し、知的財産権でも競争力を強化した。

今回の買収劇は「グーグル包囲網」ともいえるマイクロソフトやオラクル、アップルなどの動きを封じるのが最大の狙いだ。グーグルはこれまで、Androidの無償提供によって日本や韓国、台湾などの端末メーカーを仲間にしてきた。

これからも平等に技術提供するなら、Androidの普及は一段と加速し、端末メーカーの開発コストは一段と低下するだろう。しかし、買収を機にモトローラに新技術を優先提供すれば、端末メーカーの反発は必至だ。Androidの取り扱いには注目だね。

なお、世界景気が多少減速しようが、欧州の財務・金融不安が一段と高まろうが、円高がさらに進もうが、スマートフォンの普及は世界的に加速し続けるだろう。

携帯端末でユーザーがソーシャルゲームなどを楽しむためには、インターネット経由でさまざまなソフト機能などを提供するクラウドコンピューティングの活用は不可欠。また、データセンター需要も拡大することは確実だ。よって、市場では当面、これらの企業群が物色の中心になるだろうね。


ふじい・ひでとし
投資情報会社・カブ知恵代表取締役

相場の先読み、深読みの達人。早稲田大学卒業後、日興證券(現・日興コーディアル証券)、フィスコなどを経て現職。株式投資で成功するためのさまざまな情報をホームページから配信中。日々の相場コメントや雑感を書いている「カブ知恵 藤井英敏のカブっちゃけブログ(つぶやきません)」が超おもしろい!

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この記事は「WEBネットマネー2011年11月号」に掲載されたものです。


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