【お詫びと訂正】 5月9日発売の『Smart FX』81ページの2カ所に間違いがありました。
●1カ所目:「セブンインベスターズ ミラートレーダー」の説明文
[正]300種類以上のストラテジーを活用でき、プログラムを作成する必要がないのが最大の特徴。ブラウザ で稼働するので
インストールの手間がなく、パソコンを起動させなくても24時間取引は執行される! -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
●2カ所目:「セブンインベスターズ 7FX Meta Trader 4」の説明文
[正]プログラム言語がわからなくてもEAが作成できるシステムトレードプログラム作成ツール「EA Generator」 を提供。
クリックだけで独自の自動売買プログラムが作成できる。
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
上記が[正]となります。
読者の皆様、ならびに関係各位の皆様にお詫び申し上げ、ここに訂正いたします。
特集

「マンガでわかる。」風雲マネー塾(今月の軍議)[其ノ二 FX プロディーラーの視点]プロの相場観 個人の相場勘


「巨額の財政赤字を考えると猛烈な円安が来る」というハイパーインフレ論のうのみや「介入で円安になる」「日本は低金利」といった間違った根拠が命取りになる理由とは?

日本は完全無視で円高トレンドが続く為替相場の “真実”

個人投資家の方々は、「日本の財政赤字はひどいし、政治も混迷しているから、いずれは円安に向かうはず」という相場 “観” で取引しているケースが多いでしょう。しかし、日本円、米ドル、ユーロの3大通貨を比べると、今後も円高モードが続きそうです。

なぜ、円が買われるのか?それは日本以上に欧米が悪いから。特にユーロに対する市場の目はどんどん厳しくなっており、1ユーロ=100円割れがいつ起こってもおかしくない状況です。米国も2012年11月の大統領選挙を控え、オバマ民主党と共和党の政治対立が激化しています。

日本だけが「政治も経済も同じようにずっと悪いまま」という意味で非常に安定した状態にあるのが、円高の理由になっています。いわば日本の国内事情などまったく無視して、日本円が買われているのが実情といえるでしょう。

特に最近の為替は、ニュースの中身は見ないで、見出しに反応する「ヘッドライン相場」の様相を呈しています。こうしたときは、ひとたび相場観を誤ると手ひどくやられる危険性が高くなります。

特に注意したいのは、「そろそろ為替介入があるはず」といった期待感で外貨に投資すること。為替介入は、たとえ日米欧の協調介入であっても、失敗に終わる可能性が高いものです。介入期待だけで暴落した米ドルやユーロなどに手を出すのは、相場観というより相場 “勘” です。

間違った相場観に固執すると絶対負ける。臨機応変な即応力が重要

FXで高確率で負けるのも、間違った相場観に固執しすぎるパターン。「必ずこうなる」という思い込みでポジションを持ったり、「こんなことはありえない」と考えて、損失の出たポジションを引きずることは絶対に避けるべき。

確かに、為替レートのトレンドをチャートなどで判断するのはとても大切。しかし、ドル安・ユーロ安・超円高というトレンドの中にも調整的な戻りがあったりするので、売り一辺倒ではなく、機敏に買いで勝負すべき局面も出てきます。超円高トレンドという現状を踏まえつつ、さまざまなニュースに対する為替レートの反応の速さや強さを感じることができるようになるのが、本来の相場観。ひとつの考えに固執するのではなく、変化に対応できる臨機応変さや瞬発力、柔軟性、切り替えの速さが、プロと個人投資家を分ける壁でしょう。

日本は世界一の債権国で、デフレの国。「日本は超低金利だから高金利通貨で運用したい」というのがFXを始めるきっかけになるケースが多いようですが、物価の下落を加味した「実質金利」で見ると、現在の日本は欧米をしのぐ高金利国といえます。

大震災のときにも円安ではなく円高が進みました。それは、日本に何か悪いことが起こっても、日本から逃げていくお金がそもそもないことを示しています。そんな状況下で、「こんな円高はありえない」「絶対、為替介入がある」といった固定観念で売買することほど危ない取引はありません。あなたの相場観が単なる “ヤマ勘” になっていないか、いま一度、ご確認を。

【爆笑マネー漫画FX編】ドル長を中心に為替は動かずの巻

ご先祖様のお告げなど為替相場には関係ありません。日本の政治も無視されるくらいです。介入は偶然だし、効果も一時的。円安か円高かの確率は2分の1ですが、自己中な予想とは逆に動くのが相場の常……(合掌)


【今月のカリスマ軍師】上田眞理人(MARITO UEDA)
FXプライム専務取締役

東京銀行、モルガン銀行、ドレスナー銀行などで為替ディーラーや外国為替部長として活躍。現在はFXプライム専務取締役。


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この記事は「WEBネットマネー2012年2月号」に掲載されたものです。


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