ネットマネー2017年8月号96ページに記載の高千穂交易の売買単位に誤りがありました。
正しくは「100株」です。お詫びして訂正いたします。


コンニチマネー

拝啓Mr.マネー第17回 小宮一慶(小宮コンサルタンツ代表)

「経済って難しそう」「投資って怖そう」…でも、今の日本で暮らしていくには、真剣にお金と向き合わなきゃ!お金に逃げられない、お金に振り回されない、お金が寄ってくる――そのために必要な「マネー基礎力」をつくるヒントがいっぱい!

お金持ちは稼ぎ方だけでなく、使い方もうまい―。経営コンサルタントとして上場企業の創業社長などと親交の深い小宮さんはこう指摘し、お金との上手な付き合い方について説く!

プレゼントひとつにもその人のお金に対するセンスがにじみ出る!

私の本業は経営コンサルタントで、仕事柄、お金持ちの人たちをたくさん知っています。総じて彼らにいえるのは、お金の稼ぎ方だけでなく、使い方も上手だということです。いわゆる “生き金” として、これぞと思う場面で惜しみなくつぎ込み、決して “死に金” は使いません。

たとえば、ある企業経営者は私をよくゴルフに誘ってくれて、その費用もすべて出してくれます。その方が会員権を所有しているゴルフ場に招いていただけるだけでも光栄なことで、本来ならば費用は割り勘となるところです。

当然、私は非常に恩義を感じ、彼の会社で講演を行なう際には料金を通常よりも安くします。そうなると、お互いに損をしません。これが “生き金” の使い方の典型例だといえるでしょう。せっかく稼いだお金なのですから、ケチケチするのはよくありません。

ただし、あくまで大事に使うべきで、初詣でさい銭箱にお金を投げ込むような粗末な扱いは禁物。お金は大切に扱ってくれる人のところに寄ってくるもので、さい銭にしても丁寧にそっと入れるのがマナーです。ある程度稼げるようになった人が陥りがちな傲慢なお金の使い方も自滅行為でしょう。

誰かに何かをプレゼントする際にも、その人のお金に対するセンスが明確に表れます。私の場合は、普段(自分のために)ならその金額では買わないようなものをプレゼントするようにしています。先日、日ごろから非常にお世話になっている某編集者に3万円の予算でプレゼントを買ったのですが、私が選んだのはブックマーク(しおり)でした。これがジュエリーなどだったら、金額的にも妥当で特に印象には残らず、あまり大事にはしてもらえないかもしれません。

私はとある禅寺の和尚さまを人生の師として仰いでいますが、「お金を追うな、仕事を追え」というのが彼の教えのひとつです。世の中に認めてもらえる “いい仕事” をしようと心がけていれば、おのずと稼げるようになってくるということだと私は解釈しています。だからこそ、お金の運用を考える以前に、まずは〝いい仕事〞に励んで稼ぐことに心血を注ぐべきです。

また、「お金はほどほどにあれば人生が楽しい」とも、私の師匠は教えています。確かに「衣食足りて礼節を知る」との言葉もあるように、お金があれば便利で、足りないのは不自由です。楽しい人生を過ごすためにも、せっせと仕事で稼いだうえで、気前よく “生き金” を使いましょう。


小宮一慶(こみや・かずよし)
小宮コンサルタンツ代表

1957年、大阪府生まれ。京都大学法学部卒業後、東京銀行(現・三菱東京UFJ銀行)に入行。96年に独立して小宮コンサルタンツを設立。難しい数字を読み解くことに定評があり、『日経新聞の数字がわかる本』(日経BP社)など著書多数。


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この記事は「WEBネットマネー2012年4月号」に掲載されたものです。


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